2009年10月18日日曜日

応援したいと思わされた漫画が二つということで。

先週の三連休に、BS2で観た『マンガノゲンバ』なる番組。
http://www.nhk.or.jp/genba/

前半の「読み手ノゲンバ」で紹介された『星守る犬』(村上たかし・著)と
後半の「作者ノゲンバ」で紹介された『コッペリオン』(井上智徳・著)の
どちらにも興味を引かれたので、早速本屋で探して買って来た!!

『星守る犬』は番組でも、普段漫画を読まない中高年の男性層から多大なる反響があったと紹介されていたけれど…あぁなるほど、こりゃ確かに若い人よりも年食った人、女よりも男の方に、じわじわと来ますわ。
あ、やべ…アタシャ劇中の「おとうさん」のような中高年でもなければ、家庭も持っていないというのに、何か読んでたら不思議と涙出てきた。
作者の村上たかし氏は「ナマケモノが見てた」くらいでしか知らなかったけど、こういう感動できる話も描ける方だったんですなぁ…って、コレが初のストーリー漫画ですと!?(驚)

『コッペリオン』は「作品が」というよりも「作者が」凄いと思わされる。
新人作家という立場ゆえに、アシスタントも無く一人で全部描いているのに、背景とかはギッチギチに描き込まれまくっており(しかも実際の東京に忠実)なおかつストーリーにもがっつりと芯が通っている。
番組中で創作の様子がドキュメントされていたけれど、編集部で打ち合わせが終わるや否や、帰らずその場ですぐさまラフに取り掛かるとか(しかも描いている「それ」は、ラフなんてレベルじゃないハイクオリティ)
この人は只者じゃねぇ!
なんつーか、久々に全力で応援したい漫画家さんを見た気がしますな。

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