事務所で荷造りやら引継ぎ資料の準備やらをしていたら、電話が鳴ってイヤンバカン。
さぁ、何だ?事件か?事故か?その他のトラブルか?
と、ビクビクしながら取ってみると…
「部長のSですけど」
…嫌な相手ではあるが、まぁ事件や事故よりはマシだな。
繁忙期の恒例行事である「幹部連中の単独ガサ入れ」で回っていたそうで、まぁこれくらいは予想の範疇内の事。
いくつか質問を受けるも、どれも些細な事だったのでさらっと返しておく。
「…でさぁ、入口閉まっているんだけど、通用門って何処?」
「部長、今何処に?」
「いや、事務所の前」
ここに来ているんかい(笑)
次の瞬間、マッハで事務所の外へ飛び出して、部長を招き入れる緋彩さん。
普通だったら幹部連中が来るのは嫌がる所なんだが、今回は別。
(むしろ部長だったら、時間無いと言っても引き止める)
俺に金沢行きを命じた本人が、一人で来訪。 ついでに、こちらも事務所には俺しかいない。
マンツーマンで話せる願っても無い状況が、転がり込んで来たんだ。
このチャンスを逃す訳が無かろう?つか、逃してたまるか。
という訳で部長様には一休みがてら、荷造りで大惨事になっている部屋とか俺の机の上とかをその目でしっかり見て貰うと共に、これまでの日記でも書いてきたような今回の異動に対する不満を、じっくりたっぷりとろとろと申させて貰いましたよっと。
勿論この人は「人事」部長ではないので、いきなりぶん殴ったりとかはせず。
(逆に言えば、人事部長だったら「赤い一撃(レッドフレイム)」かましていた)
でもって、いきなり喧嘩腰で申し上げるのも大人の対応としてアレなので、まぁそれなりにオブラートに包んだやんわりとした表現にしたけれど言いたい事は全部言わせて貰った(本当に加減せず「全部」言った)ので、ちょっとはスッキリしたかも知れない(ニヤリ
…さて、明日からは金沢か。
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