という訳で、本日は新社長の来訪。
先月の日記でネタにした、コレ(↓)の影響で
高速3社トップ6人退任へ 国交省方針、会長職は廃止
http://www.asahi.com/politics/update/0603/OSK201006030143.html
子会社であるウチも、急に社長交代となった訳なんだが…各報道では「代表権者は民間から選ぶ」と報じられていて、事実そうなってはいるのだけど、それはあくまでも親会社の話。
子会社であるウチの新社長様は、元・親会社の副本部長であり、要は天下り。
親会社を退職して「縁は切った」という事になってはいるが…過去の経験上からそんな事が通るわけねーし(笑)
なので、ご来訪の準備をニコニコ鼻歌混じりでやりつつも、内心では
「ケッ、所詮天下りのジジィに挿げ替わっただけじゃねぇか」
と毒づいており、自己紹介の場でも他の面々が長々と語ってアピールする中、一人だけ
「総務の緋彩です。経理をメインに担当しております」
ってくらいサラッと簡潔に終えたりしていて、すっかり不貞腐れモード。
(下手にアピールかまして、目を付けられたくないという目論見もあるが)
懇親会の席でも適当に酌をしながら、社長様のトークを右から左へと聞き流していたのだが…
「売上の数字なんてのは、会社経営においては所詮一つの断面にしか過ぎないんだから。売上なんていい時もありゃ悪い時だってある。無論、全力で取り組むのは当たり前だが、それで悪い結果だったとしてもそれはそれでしょうがねぇ事じゃん。だから今見たいにマイナスは認めん!と毎日毎日躍起になって数字作りしているのは、馬鹿馬鹿しい事だと思うよ、俺は」
社長、営業の馬鹿共を集めて一列に正座させるから、奴らの目の前でその言葉をもう一度言ってやって下さいプリーズ!
経理畑出身な人のはずなのに、随分ぶっ飛んだ…いやいや、良い事を言ってくれるモンだ。
酔った勢いで出た言葉ってのは、大概日頃思っている本音なので、この言葉もまた「社長の本音」だと自分は思う。
正直、先入観を持って接していた自分をちょっと恥じた。
そうなんだよなぁ…この会社、昔っからトップに立つ「会長」だの「社長」だのは、実際に話してみれば案外話の解る人が多いんだよなぁ。
なのに、それが実際の仕事ではこのザマな訳で…下にいるどの阿呆が、トップの思惑を歪めているんだろうねぇ?
でもって、自己紹介の時はサッパリ簡潔に終わらせていたにも関わらず、変な前情報でも飛び交っていたのか、はたまた誰かがいらん事でも吹き込んでいたのか、やたらと社長に興味を持たれて話しかけられまくるオイラ(苦笑)
「総務という事でいろいろ大変だろう?どうしようもなくなったら、一人で抱え込まずに俺に言え、何とかしてやるから!」
おぉ、何と頼もしい言葉!
正直、酔っ払った勢いで出た言葉でも、ちっと嬉しかったぞ!
まぁ天下りでもこういう考えの人がトップなら、この会社も「まだ」持ちこたえられるだろう。
…でもね、社長。
そのどうしようもない状況は、まさに今なんですよ。
何とかするってのなら、アタシと同等かそれ以上にタフで仕事の出来るメンバーを二人ほどくれ!
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