オイラがプロデュースしたら「訓練だからって手を抜かない」どころの話じゃなくなりますぜ？（嫌笑）ということで。

年の瀬を前に、現場での防犯訓練に参加。

内容はよくニュースとかでも報じられているように、事件発生　→　通報までの流れを実演、通報機器の仕組みや通報プロセスを解説して…ってな感じのアレで、特に目新しいモノではない。

訓練に参加つってもオイラは立場的に「見学」の方で、うるせぇ支店の為に報告用の状況写真をパシャパシャ撮ってたのだが…

犯人役の人が「金を寄越せ！」と銃（モデルガン）を突き付けた時、オイラは写真を撮ろうとカメラを構えてたのだけど、立ち位置がその射線上だったので

反射的に手近な遮蔽物へ隠れる緋彩さん。

「何やってんスか？」

「あ…いや、つい」

逃走しながら、1発2発と発砲する犯人役。

「犯人役の人って、確か警察OBつってなかったでしたっけ？」

「ですな」

「その割にハジキ撃つ姿がヘタッピな気が…アレじゃ、地面ばっかり撃ってますがな」

「素人っぽい演技じゃないですかねぇ？」

「あと、逃走にもたつき過ぎ。そんなチンタラ逃げてたら、車が発進する前にそこの花壇にあるブロックが3つくらいは車内に飛び込んでますぜ」

「普通、無事ならまずは通報に走りますから…」

「逃がすな、仕留めろ」

一通り終わった後は、カラーボールの投擲訓練。

あくまでも訓練なので、ボールも訓練用の「割れやすく」「中の液体はただの水」というモノ。

「至近距離からおもっくそぶつけるなら、むしろこっちの方が威力強いんじゃね？」

「ぶつけて殺すのが目的じゃないから！中の液体をひっかけるのが目的だから！」

「じゃあ中の液体はハバネロの汁とかで…なるべく顔を狙え」

「目ガー！！！」