「忌憚なき」なだけに、本当に手加減無用で言いました ということで。

先週から徳さんが、いや、徳さん「も」、心労が重なるあまり精神状態が少々ヤバげになって来たらしく、ヴィークリニックへ通いだす事となった。
徳さんは土曜に受診出来ないそうなので、必然的に受診は平日の業務時間内にせねばならず、でもって「病院を紹介した本人」である手前、送迎はオイラの役目。
まぁ平日とはいえ受診は大体夕方の16時過ぎくらいからだし、その間オイラは駐車場で居眠りでもしながら待ってりゃいいだけで、むしろ堂々と1時間くらいサボれる口実になるのだから、コレは悪い話ではない。
むしろウェルカム（笑）
（多分、徳さんが気を利かせてくれているのだろう）

お互いの「事情」が解っている間柄なだけに、車内での会話は必然的に情報交換。
というか、むしろオイラの視点から見た「社内の問題点に対する」忌憚の無い意見の供述（笑）
（でもそれを言うと、余計に心労が増えるんじゃないのかなぁ…）

今日もまたそういった話をしていたのだが、徳さんが突然「あ、思い出した」と富山地区のサブマネに電話をかけ出す…横から聞いている限りだと面倒な内容らしく、サブマネが散々ゴネているのがダダ聞こえなのだが、どうも徳さんの返事から察するに、本来の用件とは別方向へと話が転がっている？

「…一体、何をそんなゴネてたんです？何か横から聞こえる分には、本来の用件とは全然関係ない話になっていて、担当部の誰それの態度がどうのとかって話になってたっぽいですが？」

「いや、営業のリーダーとM代がな…現場周りの際、テナントさんへの態度がいちいち横柄だそうで、後で地区の人間に“何なんですかあの人達は！？偉そうな物言いで！”とか文句を言われて困っているんだとさ」

「あー」

「まぁ確かにあいつら口調がキツい所あるとは思うけど…お前から見ても、そう思うか？」

「正直に言っていいですか？」

「勿論」

「ものっそい横柄です。テナントさんどころか、同じ社内の人間に対してすら」

「え！？テナントだけじゃなかったんかい！？」

「M代って、この前えらい人が来た時の自己紹介で“後輩のS田君と新人のK君の教育係も受け持ってます”とか得意気に言ってましたけどねぇ、オイラに言わせりゃお前の口の利き方はとても教育なんて代物じゃねぇよと」

「…ネ（略）へ出向したヤツってのは、皆あぁいう風になるんかなぁ？オレの知っている出向経験者って、皆あんな感じに態度デカくなって戻って来ているぞ？」

「親会社への出向を“自分が優秀だから抜擢された”とでも、勘違いしてるんじゃないですか？まぁ確かにそういう理由で出向させられている人もいますが、大部分は親→子のパターンと同じで、何か大チョンボやらかして、ほとぼり冷めるまで身を隠させる為に島流しさせられているだけなのにｗ」

「なるほど、M代も自分はネ（略）に出向させられたくらい優秀なんだから、こんな金沢みたいな僻地でグダグダやってられねぇ、さっさと本社へ戻りたいって言いたい訳かｗ」

「アイツ、この前アタシに“勤務態度が悪い”とか言って来たんですけど、こっちとしてはオメーだけにゃ言われたかねぇよと。アタシが機嫌悪そうにしているのは、オメーみたいなヤツが我侭ばっかり言うから気を悪くしているという“原因ありき”なんだっての。つかオレはそもそもオメーみたいに、自分の出世の為に他人を踏み台みたいに扱ってねーっつのｗ」

「まぁお前は、何だかんだ文句言いつつ、自分だけじゃなく他人の分までも肩代わりして、ちゃっちゃと片付けてくれたりするしな」

「いや徳さん、総務チームのボンクラーズの事を言ってるのなら、それは違いますぜ？アレは、頼んだら三日くらいかかるけど、自分でやったら三時間くらいで終えられるからなんですぜ？」

「そうなんか！？」

「そうなんですよ！」

「ついでに、お前も一緒に受診して行くか？」

「それは遠慮しますｗ」

まぁストレス解消にはこうやって「話をする事」もまた効果的であり、こうしてツッコミを交えながら愚痴の言い合いをしている事でも、自分的には結構助かっていたりもするんですがね。